なにやろぐ

明日は何やりましょうか…。

【ネタバレ】ダークだけど家族で見て絆を確かめたい映画 ルイの9番目の人生

独身の私にとっては、結婚後妻とゴーン・ガール

そして子供ができたら本作を妻と子供と3人で見たいと思える作品でした。

下記ネタバレしていますので、ご注意ください。

 

 

あらすじ

生まれてから毎年命にかかわる事故に見舞われてきた少年ルイ(エイデン・ロングワース)は、9歳の誕生日に崖から転落し、奇跡的に命を取り留めるが昏睡(こんすい)状態になってしまう。彼を目覚めさせようと担当医パスカルジェイミー・ドーナン)が奔走する一方、ルイの周囲では父親ピーター(アーロン・ポール)が行方をくらまし、母親ナタリー(サラ・ガドン)のもとに誰からのものかわからない警告文が届くなど、不可解な出来事が頻発。さらにパスカルも悪夢に悩まされ……

 

シネマトゥデイより

https://www.cinematoday.jp/movie/T0022432

 

 予告編

 


映画『ルイの9番目の人生』予告編

 

本編のおさらい

  • 担当医パスカルと母ナタリーがデキてしまう
  • これまで息子ルイの事故は全て母ナタリーが仕組んだもの
  • 事故の流れは母親ナタリーが父親ピーターを落とし、息子ルイが自発的に崖から落ちた
  • 岩男みたいな人物は父親ピーター。12週間海で苦しんだ末に死亡していた。
  • 母ナタリーは周りの同情を引こうとする代理ミュンヒハウゼン症候群
  • 息子ルイは成長するにつれて母親ナタリーの望みを察し、彼女が何もしなくて、それに応えていく様になった
  • 担当医パスカルは精神病院で母親ナタリーと再開するが、彼女は既に彼の子供を妊娠していた
  • 息子ルイが目を覚ます所で映画終了

 

ナタリー、パスカルの子を妊娠

 母親ナタリーが担当医パスカルの子を妊娠。ここがストーリー上では一番ジワジワ来ました。散々息子に虐待をしていた女性に自分の子供ができ、彼はどんな覚悟を持ってその事実を受け入れたんでしょうか。

 そういえば息子ルイもピーターの子では無く、一度だけの関係の人との子。人間は繰り返すんだよなぁ、と。そしてそのきっかけとなった病院の中のゲスト用の部屋での二人の情事。窓がガラ空きで、皆が見える状態だったので、よっぽど二人は盛り上がってたんでしょうね…。 

代理ミュンヒハウゼン症候群

 一番インパクトがあったのは母親ナタリーの病気でした。洞窟の中で岩男となった父親ピーターが息子ルイに対して、母親ナタリーとの馴れ初めをコウモリに例えて話していましたね。

  • よく笑うコウモリとよく泣くコウモリが居た
  • 笑う方を愛していたが、泣く方に対しては同情しており、彼女は自分を必要としていた
  • 自分が愛せば泣き止むのではないか、と思った。
  • 彼女はジョークで笑うより、愛されるより、何より、同情してもらうのが好きだった。

この病気は見抜くのが難しく、はっきりとした原因は分かっていないのだとか。

一見すると子どもを献身的に看護する親に見える上に、医学的知識も豊富で多くの医師も騙されてしまうため、周囲が見抜くのは非常に難しいです。幼い子どもは訴えることが出来なかったり、家庭にどこまで踏み込むのかの判断も難しいため、周りからは状況が把握しにくいです。

児童虐待と代理ミュンヒハウゼン症候群 | 板倉医院より

  この作品では父親ピーターが、息子ルイへの虐待を察していた様です。崖で母親ナタリーが息子ルイへ飴をあげようとする際も、俺にも食わせろ、と怒りを顕にしていたシーンからその様子が理解出来ます。彼は酒に溺れて暴力的になるのではなく、妻が息子への虐待に気付いていたからこその言動だったのでしょう。

 ただ実際にこの様な状況になると気付くのはかなり難しくなるんでしょうね。。ある種この作品を両親・子供で視聴すれば、少しは踏み絵的な感じになるのかな、そんな訳で子供が出来たら妻と子供と一緒に見たい作品と感じました。

 

親の希望に応えてしまう子供

 傷つけられても、親の希望に応えようとした結果、瀕死の危機に何度も遭う事になるルイ。痛いのは嫌だが、治る過程は楽しい、自分がこのまま行けば、長く無い事も悟っている、など視聴後に振り返れば心を痛めるセリフが前半に多々ありました。

 そして、それでも母親が好きだという。母親ナタリーがカウンセラーの契約を解除した時にも、ルイはペレーズ医師にハムスターのフン付きの抗議の手紙を出しますが、二人の秘密(母親から虐待を受けている事等)をバラされた事と同時に母親を思っての行為でもあったのでしょう。

 

合わせて見たい

 今回は夫婦と子供の関係が描かれていましたが、夫婦間の関係をダークに描いたゴーン・ガールが似ている作品かなと思いました。夫婦間の絆を今回の作品の様に踏み絵的に確かめたい時にオススメします。